神崎の海【平成13年9月20日】
期 間:平成13年10月20日(土) 〜 21日(日)
メンバー
C L : 末 永
S L : M田
20日(土)
龍良山登山口発 7:00 ⇒ 龍良山 8:00 ⇒ 346mピーク
9:15 60分休憩
松無山 12:00 ⇒ 神崎着 13:20
先月、M田氏と二人で州藻から神崎を目指したが、龍良山からの下りでコースミスしてしまい時間不足のため神崎までだどり着けなかったので、その雪辱のために再度龍良山から神崎を目指した。
20日早朝6時に対馬支庁で落ち合い、鮎もどし公園へ。厳原から30分の距離だ。公園横の林道をしばらく行くと龍良山登山口となる。登山口から龍良山山頂までは、約1時間で登ることができる。「詳細」
龍良山から見る神崎半島(過去の山行時の写真)は、顕著な尾根が続いており、たとえ道がなくとも簡単に歩けるように思われるが、過去2回ともここでルートミスをおかしている。
龍良山からみる神崎半島【平成13年5月13日】
過去の失敗を三度繰り返さないために今回は、コンパスで常に修正しながら下った。山頂直下が急峻のため直線的(真南)に降りることができずいったん南西方向へ進むことになるが、今回はその分を考慮して真東へルートをいったん修正後、真南を目指したところ簡単に尾根上に出ることができた。今年の3月以来、残っていた課題にやっとかたがついた思いだ。思わず、M田氏に握手を求めてしまった。しかしながら、地形図がおかしいのでないかと思っていた自分が恥ずかしいとともに、もっとナビゲーションを練習しなければならないようだ。
神崎半島から龍良山につながる尾根上には、以前から登山道があったようだ。今でこそ山頂直下には、その面影はないが山頂から100mも下ればはっきりとした道が今でも残っている。旧日本軍が作ったのだろうか?その道は、神崎半島ではなく松無崎の方へ続いている。3月のやぶこぎ山行の際に間違って松無崎の方へ歩いたところ、のろし用の煙突みたいな物とセメントで作られた構築物があった。それにしても、日本のほとんどの山には、登山道があるのではないだろうか。
M田氏 346mピーク付近にて
この登山道は、346mピークの前後2`ぐらいは、幅が3mほどあり四駆ならば通れるくらいの状態である。何十年も整備しないでこんな状態で残るのだろうか。それとも定期的に整備されているのだろうか、もし整備されているとしたらその理由は?。
松無山までは、コンパスを使い修正しなければルートをそれる可能性があるところが2箇所程あるが、コンパスを使えば問題ない。しかし、疑いもなくそのまま歩いてしまう可能性が大きい。既成の登山道以外を歩く場合は、事前に地形図を先読みして迷いそうなところをチェックしておくことと、地形図とコンパスで常に現在位置を把握しておく必要がある。
黄金の泉【宿泊地】
神崎灯台には、13時20分に到着。日帰りも考えたがせっかく宿泊の準備をしてきたので、無線でもしてゆっくりとするが、この日は陽射しが強く、ひなたにはいることができないくらいだった。明日は、天気が崩れるということだが、雨は降らないだろう。
神崎灯台
灯台の周辺地
灯台から黄金の泉までは約10分。ここは、水場となっており二人用のテントならば2張程度ならば設置可能。ただし、少し傾斜地となっているのでここで水を調達して神崎の灯台守の住宅跡地にテントを張った方が無難かもしれない。
約20年愛用のテント
このテント(ダンロップOTM4200)は、学生時代にバイクで北海道を一周する際に購入したテントである。当時4万円近くして、学生の私には大変高価な買物であったが、長年の使用にも耐え現在でも全く支障はない。むしろ、最近購入した超軽量の山岳テントの方が痛みが激しい。やはり、軽量化の反面、耐久性には欠けるようである。今後、テントを購入する方は、どちらを優先するかですね。登山以外ならば、軽量化はそう意識しなくても良いと思うのですが。
ビールと梅酒で酔い気味の二人
いつもよりよけいにアルコールを持ち込み酒盛りを行う。夕食は、リッチ?に「ちゃんぽん」。イカ釣りの漁火を見てエンジン音を聞きながらの酒盛りであった。19時をすぎてから、ぽっりぽっりと雨が降り出したのででほろ酔い気分でシュラフに入った。
21日(日)
黄金の泉発 6:30 ⇒ 多久頭魂神社(浅藻) 8:00
⇒ 天道法師塔 8:50 ⇒
龍良山鞍部(木槲山分岐)10:30 ⇒ 龍良山登山口着
11:00
5時に起床して朝食をすませ 雨の中、テントを撤収。雨は降らないだろうということで一泊したのに残念。いまさら悔やんでもしかたがないが、こんなことなら昨日のうちにがんばって帰っておけば良かった。雨の中をひたすら浅藻まで。多久頭魂神社で休憩。M田氏が神社の由来を話してくれた。
多久頭魂神社(浅藻)
M田氏の案内で天道法師塔の見物に行く。山岳信仰のシンボルらしい。龍良山が信仰の対象なのだろう。
天道法師塔
浅藻からは、林道つたいに龍良山鞍部(木槲山分岐)を目指すが、それよりかなり木槲山よりに登ってしまい時間をロスしてしまった。しかし、標識もなく、尾根でも沢でもないところあるくのだからこんなものでしょう。鞍部からは、登山道を龍良山登山口へ降りた。
龍良山鞍部(木槲山分岐)
次回は、龍良山鞍部(木槲山分岐)から浅藻へ歩いて見て登山道を確認しよう。