内院の滝【平成14年5月5日】

期間 : 平成14年5月5日(日)
          末永単独

内院駐車スペース ⇒ 10:30 ⇒ 稜線 11:45 ⇒ 龍良山手前の最低鞍部 12:00 ⇒ 内院駐車スペース 14:30

   前日に内院の滝経由で萱場山、龍良山、木槲山、尖山と縦走する予定で山行を実施したが、沢を間違い内院の滝を見ることができなかったので、沢登りの装備(ザイルなし)で再度内院の滝をめざした。

内院の滝案内板(黄色)

   上の内院の滝案内板から柿の木林道を北上する。案内板が続いてあるのでそれにしたがって進む。林道を左に折れて小さな橋を渡った左に駐車スペースがあるのでここに車を止める。

駐車スペースからの龍良山(右端)と萱場山(左端)を望む

   内院の滝を登ると龍良山と萱場山の鞍部付近で稜線へ出る。

   ここからもしばらくは車も通れる林道を案内板にしたがって歩く。さすがに今日は林道には水が流れていない。今日は、沢靴を履いているので、途中から林道をはずれ沢を歩く。途中いくつかの枝沢が左右にあるがそのまま遡行する。標高170m付近で二俣に分かれているので左俣を行く。昨日は、右俣をつめた。今日は、昨日より水量が減りおまけに沢靴なので楽に歩くことができる。

右俣入口付近

   左俣も同様だがしばらく滑滝が続く、祖母の沢の滑滝などは傾斜がなく簡単に歩くことができるが、内院川の滑滝はほどほど傾斜があり、両手を使わないと登ることができない。水量が多いと困難な遡行となるかも。まだ、5月ということもあり極力濡れにように注意しながら遡行する。しばらく行くと大きな滝に出た。「内院の滝」の案内板がある。村おこしとして地元の中学生が紹介しているが、ここまで条件が良くても30分は歩かなければならないようだ。滝見物の方は、雨天時をさけしっかりとした靴を履くことが望ましい。

内院の滝

   今回は、滝の右端の立木(写真には写っていない)を利用して巻いた。水量が少なければ滝の右側を何とか登れそうだが、中間支点の作成が大変そうだ。巻く場合もある程度の経験者以外は、ザイルで確保する必要がある。
   この滝を越えたあともしばらく滑滝となっているのでスリップには注意が必要。滑滝を過ぎればルンゼ状の幅の狭い滝が何段モ続く手がかりはしっかりしているのでザイルは不要で一気に高度をかせぐことができる。

右俣上部

   一人だったので駐車スペースからわずか65分ほどで稜線に出た。ここで、自分で作ってきた昼食をとる。稜線は風もあり少し寒かった。ここから龍良山方向へ歩き龍良山手前の最低鞍部から内院へ降りる。道は、林業の作業道として利用されているのだろか、歩きやすかった。途中、エビネランをたくさん見かけてので写真にとる。

   写真をとったりウドを採集したりしていたので、内院まで最低鞍部から150分ほど要したが、まっすぐ下りれば90分もあれば十分下りてこれるはずだ。ただし、地形図とコンパスは必要です。