有明山山頂(左)と有明峠【平成13年12月9日】

期 間:平成13年12月8日(土) 〜 9日(日)

メンバー

C L : 末 永
S L : M田

   冬山のアイゼントレーニングを兼ねてM田氏を誘い、沢から有明山に登ることにした。9日早朝6時にM田氏と待ち合わせていたが、朝4時から起きて準備していたにもかかわらずパッキングが終了せず、急遽M田氏に30gのザックを担いでもらうことにした。出発が大幅に遅れたうえに忘れ物があったりと沢の取付きが予定から3時間も遅くなってしまった。次回から準備は、前日に完全にすませることを心がける。

8日(土)

砥石渕発 9:30 ⇒ 有明山 13:30 ⇒ 日掛幕営地着 16:00 















沢の取付きにて

   はじめてのハーネス装着なので悩んでいるM田氏。

   取付からしばらく、私は35`のザックを背負ったうえにアイゼンを装着して歩いていたが、M田氏と比べて極端に遅いので30分ほどでアイゼンをはずして歩く。

沢からの成相山

なめ滝を巻くM田氏

   途中2ヵ所ほどザイルを出す。後半に登攀対象となる滝が一つあるが今回は装備もないので巻く。最後まで沢をつめ、稜線にぬける手前はかなりの薮こぎとなり、高度計付き時計を紛失する。もったいない。

有明山山頂からの矢立山(対馬最高峰)

   さすがに重荷のせいか思った以上に時間がかかり有明山に着いたは、午後1時30分。思わず、この場でテントを張ってゆっくりしようかと思ったが、思い直して有明峠を目指す。それにしても、有明山山頂は、いつものことながら風が強い。

   有明山から日掛には、立派な標識もあり地形図にも道が掲載されているが、実際には廃道状態。現在は、測量のため有明峠までは伐採してあり、かなり歩きやすくなっている。峠からは、西へ90度方向をかえ日掛へ降りることになるが、ここからは完全に廃道状態になる。M田氏も以前職場の仲間と有明峠まで来たがそこから日掛への道が分からなかったということだ。峠からは、歩きやすいところを適当に降りて行けば林道に出る。そこから先が非常に分かりづらいが、私は何度も歩いていて道が分かっているので迷わず日掛まで下ることが出来るはずが、迷ってしまいはじめてここに来た時と同様に沢をおりることになった。

   沢を下りて行くと一面にネットが張られていて、そこから先に行くことが出来ず苦労した。以前はネットなど張ってなかったのだが、農作業をしたいた人に聞くとイノシシの被害防止ということだった。確かに昨年と比べると明らかにイノシシが掘ったと見られる穴が多い。対馬では、江戸時代に一度イノシシは、駆除されたということだが、近年とても増えているようだ。気をつけよう

幕営した日掛の空地

   幕営地に選んだ日掛の空地は、水道もありとても快適だった。朝起きて見ると氷点下まで気温が下がったのだろうかホースの水が凍っていた。おかげで良い耐寒訓練になった。私は、あるものは全て着込んでいたがインナーシュラフだけだったので明方4時に食事するまでは、一睡もできなかった。食後体が温まったせいか3時間程眠ることができた。M田氏は、快適とはいえないが一応スリーシーズンのシュラフがあったので眠ることは出来たようだがかなり寒かったようだ。後から、知人には『眠れたのか眠れなかったのか分からない。』という感想をもらしていたようだ。


霜がおりて真白!

9日(日)

日掛幕営地発 9:00 ⇒ 入渓地点 9:15 ⇒ 有明山 14:00厳原自宅 15:30 

日掛のダム(佐須川)

   幕営地から佐須の方へしばらく歩くと納鹿橋がある。橋が架かる川(名前は分からない)が、地形図から判断すれば有明山の北西の方へのびているので、今回初めて遡行する。橋から見た沢が、祖母の沢を感じさせるものがあったので以前から気にしていた沢だった。ここでもイノシシよけのネットをくぐり下りなければならなかった。













納鹿橋












納鹿橋

はじめての沢登りに感激するM田氏

   沢に入ると巨石がころがり、思った以上の沢だった。ぜひ、夏場にじゃんじゃん水に入って遡行したいものだ。登攀対象となる滝も3つほどあり、次回登攀用具持参のうえ遡行したいものだ。















釜がある滝その1


























釜がある滝その2




























高さ7mの丸みを帯びた巨石の滝




















稜線付近の沢

   この沢はを最後までつめればほとんど薮こぎもなく稜線に出ることが出来ると思われるが、我々は、途中で沢を抜けたので昨日に続いて薮こぎとなった。その時、一瞬『ぶー』という泣き声とともに黒い物体が遠くを横切るのが目に入った。はっきりとしたことはいえないが、たぶんイノシシにちがいない。少なくと鹿でなない。大分県の傾山で見ていあらいだ。傾山では、イノシシをはっきりと見ることができた。それは、まさしく弾丸のようだった。後からウリ坊がちょろちょろと走っていたのが印象に残っている。M田氏は気づかなかったようだ。山では、このような場合ほとんど先頭を歩いている人しか分からないことが多い。

イノシシのぬた場?

   このぬた場は、まだ水が濁っていたので、今日もイノシシが使っていたのではないだろうか?














最後のパンです

   妻には、午前中には帰れるだろうと言って出てきたので、念のため有明山から携帯をかけて自宅まで90分を急ぐ。

    対馬で登山をするには、厳原町在住が一番便利が良いと感じている。対馬には、500m級の山がいくつかあるがそのほとんどが厳原町内にあり、厳原の城下(街中)に住んでいれば九州百名山の白嶽にも有明山にも自宅から歩いて日帰りが可能だ。登山するのに、自宅から歩いていけるのが良い。