山頂案内板【H19.10.17】

 地元の黒髪山へ、地形図をたよりに初めて登った。

H19.10.17(水) 

末永単独

 ルートの選定は、カシールで地形図を確認しながら行なった。

スタート地点は、竜門ダムの枯沢から

枚岩の川床

  この枯沢は、一枚岩の川床となっているので、きちんと乾いていないと登山靴での遡行は困難だと感じる。途中から、左岸を高巻いて尾根上に出た。
最初の顕著なピークから、快適な尾根歩きの予定?であったが、地形図通りの「がけ」が行く手をふさぐこととなった。8ミリ30メートの補助ロープを持参していたので、このまま前進する。

2番目の岩峰

 牧ノ山まで、3つの大きな岩峰があった。1番目(蟹岩)は、そのまま直登。2番目(衝立岩)は、途中まで登ったが、岩峰の頂が尾根にと繋がっているか確信がもてなく、クライムダウンして、岩峰の右側を補助ロープで懸垂下降して大きく巻いた。3番目(蛙岩)の岩峰も、途中まで登るが、一旦降りて大きく左側を巻く。
 結果的には、牧ノ山までの3つの岩峰は、全て尾根上に繋がっており、岩峰を直登できれば面白い岩稜歩きとなる。しかしながら、何せ岩が不安定でもろいために、あまりおすすめできない。残置の支点は、2番目の岩峰(衝立岩)の頂にリングボルトを1本確認したのみ。
 このルートを歩くためには、念のためにザイルとハーネスを用意した方が良い。

牧ノ山山頂

  牧ノ山では、タクシーの運転手仲間の登山者がおり、話をしながら、一緒に昼食をする。次は、久住山に登るということであった。おすそ分けを頂き感謝。

牧ノ山からの「国見山〜八天岳〜隠居岳の稜線」 拡大  【カシミール画像】

 

 牧ノ山からは、青牧峠経由で青螺山へ。途中、国体用縦走道があった。

案内板

 山中には、分かりやすい案内板が多数ある。

青牧峠

 黒髪山は、あらゆるところから登ることができるようだ。

黒髪山(天童岩)直下 

 この日は、小学生が登っていた。岩場も鎖や足場が整備されており、子供でも登ることができるようだ。

天童岩

 クライミングは、禁止になったようだ。

初めての黒髪山山頂

山頂の案内板

 山頂の案内板は、いかにも焼き物の町、有田町ならでは。

 

竜門ダムからの「三つ岩」と「後黒髪山」

 黒髪山山頂からは、後黒髪山から三つ岩経由で、竜門ダムへ下山する事にした。三つ岩までは、忠実に尾根上を歩くことができたが、三つ岩手前で、岩峰を左から巻く。傾斜がかなりきつい箇所は懸垂しながら降りた。最後は、藪こぎしながら、林道のトイレ付近に下山。そこから、しばらくで駐車場へ到着。

竜門ダム(キャンプ場)駐車場