清水山から望む白水山148m(右端)【H15.9.28】

期間 : 平成15年11月8日(土)
     末永単独

   以前、タラスブルバのふるさと名山の企画で白嶽から有明山まで縦走した際に、重廣さんから清水山の名前を聞かれて答えられないことがあったが、その時から形の良い山だと気にはなっていたがなかなか登る機会がなかった。

11月8日(土)

神社 11:45 ⇒ 稜線 12:00 ⇒ 白水山148m(四等三角点)12:19 ⇒ 高平山 210m ⇒ 239.7三角点 14:00 ⇒ 大梶山 146m 15:01 ⇒ 神社 16:50

   昼前に自宅を出て厳原町曲地区まで車で向かう。今回のルートもいつもの通り、カシミールで数値地図(1/25000地形図)を見ながら考えたコースだ。神社の裏が少し沢状の地形を示していたのでそこから取り付くつもりであったが現地で見ると藪が多そうなので、曲地区の集落奥の顕著な沢状の地形から取り付くことにした。

出発地点となった神社

   歩きはじめるとすぐに地元のおばちゃんに「釣りですか?」と話しかけられる。対馬の方は、釣りのために山を越えて海まで行くことはあっても、山登り目的で山に入る人は、本当に少ない。一応、厳原町にはトレッキング講座もあるようだが、山で会う人々は、韓国からの観光客か島外から登山者もしくは白嶽で見かける信仰目的の人ぐらいだ。近年、特に韓国からの観光客が増え、多いときには、百人を越える登山者を見かける事がある。しっかりと、トレッキングコースを設置すれば観光誘致になると思うのだが、州藻から神崎までのトレッキングコースあたり整備してみればと勝手に思っている。

   曲地区の集落の最奥の沢状の地形から入山するが、水は流れていなかった。かすかな踏み跡もあり、比較的楽に稜線に出た。そこには、しっかりと踏み跡があり、彩りされたお地蔵様があった。

   白水山の近くにあったお地蔵様

   そこからいったん、南西の方角へ白水山を目指す。白水山は、四等三角点が設置してあったが周囲が藪っており展望はなかった。

白水山山頂 148m

  白水山から北へ縦走して大梶山146mを目指す。曲で話しかけられたおばちゃんは、地元の白水山の名前は知らなかったが、大梶山は知っていた。特別山に興味がなければ、その山が余程有名でない限りは、地元の山の名前も知らないのが普通なのかもしれない。

   

縦走してきた稜線からの曲地区

大梶山146m(右)

縦走してきた稜線からの曲の港

稜線上からの高平山 210m

   高平山手前の稜線は、なだらかな岩場となっており少し、登山の楽しみを味わえた。

高平山の手前にあった白崎大明神

大梶山へ続く稜線上のピークにあった砲台跡

   大梶山へは、230mピークから東へ向かう。この尾根も最近測量があったためか鋭い切り株が残っていた。このような箇所を歩く場合は、岩場を歩くぐらいの緊張感をもって歩く必要がある。測量時の伐採がなければ今回は特に出発がおそかったので目的の大梶山へは到着できなかった。

  

大梶山146m

だん菊がまだ咲いていた。

ちゃんと大梶山まで歩いたぞ