舞石ノ壇山からの小鳥毛山へ【H15.1.4】

期間 : 平成15年1月4日(土)
              末永単独

   昨年の3月、宮ちゃんと内山盆地の周回を試みたが、山をあまりじっつくり楽しみすぎたために行程の3分の1程度しか消化できず、車を駐車していた内山盆地までヒッチハイクで戻って来た事があった。
   今回は、単独で1day周回を試みた。1月3日から冬型となっていたために、この日は、小雪まじりの寒い1日となった。

内山峠発 435m 7:18 ⇒ 舞石ノ壇山 535m 7:32 ⇒ 小鳥毛山 511m 8:02⇒ 大鳥毛山 555m ⇒ 矢立山 649m 9:30 ⇒ 増木庭山 532m 10:20⇒ 無名峰 411m 10:50 ⇒ 林道へ 230m 11:28 ⇒ 瀬 12:45 ⇒ 木槲山 515m 14:10 ⇒鞍部 370m 昼食 ⇒ 龍良山 558m ⇒萱場山 512m 16:36 ⇒ 493mピーク 17:14 ⇒ 内山峠着 435m 17:30

   内山盆地を一周すると、舞石ノ壇山 535m 、小鳥毛山 511m 、大鳥毛山 555m、矢立山 649m (対馬最高峰)
増木庭山 532m 、木槲山 515m、龍良山 559m 、萱場山 512m の8座の500m超の山を縦走することができる。

舞石ノ壇山付近からの展望

   展望写真は、クリックすると拡大します。左から増木庭山、矢立山、無名峰(四等三角点)、小鳥毛山(手前)、月輪山、白嶽(遠く)、有明山(草原)、竜本山、断伐山、板置山。

   

小鳥毛山付近からの矢立山(左)、無名峰(四等三角点)

   今回の山行で全く経験のないのが、増木庭山先の411mピークから瀬に下りてさらに木槲山へ登り返す区間の約6`だったので、ここでミスさえしなければ何とか、1day周回は可能と判断していた。前回は、411mピークから先の薮こぎがひどかったので、途中から沢を下りてしまった。この日は、瀬に下りるのが目的だからひたすら尾根上を下る。やっと林道へ出る事ができ、そこをしばらく歩くとグリーンウェーブと呼ばれる道路へ出た。ここで慎重に現在位置を確認して、薮こぎをさけて近くの林道を歩きとりあえず標高を下げる事にした。しかし、この林道は、残念ながら瀬には向かっていないようだ。しばらくすると舗装路に出たので、瀬の方向へ向かう。すぐにまた、古い林道が下に延びていたので位置確認もせずに、そのまま下りてしまい、瀬からかなり久根浜よりにでた。そこから道路を2`程歩きと12:45に瀬に着いた。
   読図は時間はかかるが、めんどうがらず、きちんと行なう。その方が、結果的には、早い。

   瀬から木槲山までは、約500mの登りとなる。瀬に正午までにたどり着けなければ、縦走は中断すると決めていたのだが、ツエルトもシュラフも持参済なのでそのまま登る事にする。
   瀬から木槲山までは、標高165mまで舗装路を歩き、そこから尾根上を歩いたが、踏み跡もあり、たいした薮こぎもなく、木槲山のタイムリミットと決めていた14:30の20分前に到着。ここから自宅へ念のため電話をする。木槲山には、Docoのアンテナがあった。

木槲山山頂

   今日は、行動食を忘れために朝パンを食べただけで何も口にしていない、かなり腹が減ってきた。このまま歩くつもりだったが、ツェルトに工夫したのでその効果を試す目的もあり、ジフィーズを食べる。

   午後になり北西の風が強く、最低鞍部から南側の斜面を少し下りてツェルトを張る。その効果は、居住性が多少良くなった程度というところだ。この昼食で、40分程度の時間を要す。

   その後、この昼食のために時計をにらみながらの縦走となってしまった。
昨年あたりから、イノシシがほじくりだした跡が目立ってきたが、さらに今年は増えているようだ。おかげで、州藻から神崎まで縦走するのに幕営地と決めていたところがでこぼこになってしまっている。

龍良山(たてらやま)からの矢立山

   なんとか、日没ぎりぎりの17:30に内山峠に到着。瀬に下りる時に、ルートをそれたので23`ほど歩いていると思う。いわゆる整備された登山道ではない、尾根上を歩いての1day一周ですので低山の山歩きだが十分に満足するものなった。

   ところで、ツェルトを持っている人は多いと思うが、実際に使用した事がある人少ないのでは。冬場の山行で、休憩する時などに積極的に使ってみれば、薄いシート1枚の効果に驚く。普段から使っていなければいざという時にうまく使えないし、そのうちどうせ使わないのだからといって山に持っていかなくなってしまう。そんな時に、ビバークする羽目に陥ったりするものだ。とにかく、ツェルトを持っている人は山で使ってみること。
   この時期は、九州の低山でも氷点下になります。