西黒尾根【H14.10.26】
期間 : 平成14年10月25日(金) 〜 26日(土)
末永単独
谷川岳ロープウェイ土合口 6:15 ⇒ 天神平 発 6:15 ⇒ 避難小屋 7:30 ⇒肩ノ小屋 8:15 ⇒ オキの耳 8:50⇒ ザンゲ岩 9:30 ⇒ 谷川岳ロープウェイ土合口 11:30
埼玉であった職場の研修終了が金曜日の午後であったので、谷川岳登山を計画した。谷川岳は、積雪期の雪洞泊山行をしたい山だったので、その下見をかね紅葉に映える一ノ倉沢見物に出かけた。
埼玉からいったん新宿に出て、預けていたザックを受け取り、東京駅から上越新幹線で上毛高原へ。ここからバスで水上駅に移動して在来線で土合駅へ向かう。水上駅でかなりの待ち時間があったので、あとから考えれば新宿から在来線で土合駅へ向かえばよかった。その方が交通費もかなり安かったのに。
下り側の土合駅ホームは、地下にあり改札までには、470段もの階段を歩かなければならない。夜行列車全盛の時代は、駅で仮眠するためのスペースを確保するためにこの階段を競争しながらダッシュで登っていた時期があったらしいが、その光景は、土合駅の名物だったのだろう。
土合山の家か土合ハウスに泊まるつもりだったが、駅は無人で気を使う必要もなかったので、ホームで寝る事にした。この日は、私も含め3組4人の登山者が駅で一晩をあかした。
土合駅から谷川岳ロープウェイまでは、徒歩で約20分。途中、谷川岳で遭難した岳人の慰霊碑がある。
天神平
土曜日というのに登山者が少ないようだ。やはり、天気が崩れるようなので、山行をひかえた人も多いのだろう。
天神平からは、整備された登山道を1時間も歩けば立派な熊穴沢避難小屋に着く。
熊穴沢避難小屋
ここから肩の小屋までは、45分ほどで到着。あいにく小屋は、工事中のようだが入れないはずはないので入口を探す。入口のドアのノブを回すがなかなかあく様子がなかったので、入口前の屋根のあるスペースで防寒のため雨具を着ていたが、他の登山者が来て、ドアを押して簡単に中に入ってしまった。実はドアは半開きになっており押せば簡単に開いたのに気がつかなかったのだ。冷静になればすぐに分かったはずなのだが、気をつけよう。
谷川岳山頂(トマの耳)
肩の小屋付近から急に風が強くなって視界もかなり悪くなってきた。予定では、一ノ倉岳まで足を伸ばすはずだったがオキの耳までで引き返し、西黒尾根を下山する。
西黒尾根は、肩の小屋付近から東へ下るのだが視界が悪い時はこのあたりは注意が必要のようだ。
西黒尾根
霧が頻繁にかかる中でうまくタイミングをとらえた一枚。
西黒尾根中間部
西黒尾根は、上部はかなり急な下りとなっている。中間部には、一部登りも出てくる。
西黒尾根を登る登山者
西黒尾根から一ノ倉沢方面
西黒尾根から一ノ倉沢は、手前の尾根がじゃまになって見えないと思うが、写真は、一ノ倉沢方向をとったものだ。右上部には、うっすらと虹がかかっている。
西黒尾根下部の紅葉
西黒尾根下部の紅葉
この日は、標高1,000m位から下は、まだ十分に紅葉は残っていたが、天気が悪かったのでそれを写真に残す事はできなかった。
西黒尾根の末端から一ノ倉沢までは、約3`程車道を歩けば良かったのだが、雨の中では展望はないとあきらめ行かなかった。
帰りに慰霊碑にお祈りをして、土合駅から在来線で新宿駅まで戻った。
日本一長〜い階段をもつ土合駅