一等三角点の観音岳 139m

期 間:平成13年9月1日(土)   12:15  〜  16:30

メンバー

C L : 末 永
S L : M 田

    前日の金曜日の夕方偶然にM田氏とばったり出会い、長崎鼻に観音岳という山があってその山に登ってから半島の先端まで行きたいということなので、その場で明日の土曜日に登る事となった。ただし、私の都合で昼前に厳原を出発したので登山開始は昼をすぎてしまった。M田氏は、過去に2度ほど訪れているらしいが、道が分からず観音岳の少し手前までしか行く事ができなかったようだ。実際に地形図にも登山道はなく現地に行っても登山口らしい案内も全くない。M田氏が以前来た際に近所の方にもたずねたが分からなかったということなので、地形図から稜線がよみとれるのでとりあえず稜線伝いに歩く事にした。

入山口でのM田氏

    地形図から道路沿いの最も標高が高いと判断できる標高45mの地点から入山した。
M田氏の写真を良く見ると分かると思うが、あとから分かったのだが、M田氏の足元は電柱用の穴が掘ってあったようだ。落ちずによかった。この場所のすぐ上には、貯水タンクのようなものがあった。少しのやぶこぎですぐに標高89mのピークにたつことができたが、稜線上も標高が低いせいかかなりのやぶこぎになるようだ。ふだんこんなに低い標高でやぶこぎすることなどないので考えが少し甘かったようだ。時期もまだ9月になったばかりなので仕方がないとあきらめ前進あるのみ。概念図でも分かるようにいくつかのこぶ状のピークをこえながら進む。主稜線以外にも支尾根がいくつかあり、見通しがきかないので頻繁にコンパスと地図を確認しながら歩く。それでも途中、全く違う方向へ歩いている時もあった。人の勘など全くあてにならないものだ。

木の芯のみ残った珍しい状態の枯れ木

    ものすごいやぶこぎとなり、少々嫌気がさしてきた。帰りの事を考えると非常にゆうつだ。この時点で、半島の先端まで行く事をあっさりあきらめ観音岳をひたすら目指す。少し見通しがきくところがあったので、この先のルートの取り方を確認すると何と電柱がたっているではないか。ということは、電柱の真下は道があるかもしれない。少し元気が出てきた。観音岳手前の鞍部に出るとかなり歩きやすくなり、しばらくするとテープを見つける。あとはテープを追って行くと道が開けており簡単にピークに立つ事ができた。山頂は、少し伐採してあるがあまり視界は良くない。しかし、一等三角点だけあって、周りの木がなくなればかなり見通しがきくようだ。

観音岳139m山頂

観音岳山頂から歩いてきた方向を観る

   写真を見ると分かるが正面の山の左手に電柱が落土(オテド)の集落の方へ向かって並んでおり電線の下は、伐採されているようなので迷わず復路は、電線の真下を歩く事にする。これでやぶこぎなしで帰れるようだ。ラッキー。

きれいな花(オテド近くの海岸で)

開花する前の花  五角形になってい

オテドにて

    帰りは、後の左側の海岸へ出てきた。登山道というわけではないが電線に沿って最近伐採されたと思える道があった。たぶんこの道は、電線が半島の先端まであるようなので続いていると思う。ということは、この道を冬場に歩けば、比較的楽に長崎鼻まで行けると思うが誰か歩かれますか。
    しかし、基本的には地図とコンパスを読める方のみがその対象になると思います。このHPの情報だけでは、不足ですのであしからず。
    私が歩く機会があればHPでご紹介いたします。

千尋藻から見る長崎鼻

   帰りに長崎鼻全体を見るために対岸の千尋藻へいきました。右手の最も高い山が観音岳になります。