マッキノン峠にて
期間 : 平成8年2月
末永
末永(妻)
妻と2人で、1996年2月、ニュージランドへ!
世界的に有名なあの「ミルフォードトレッキング」へ行ってきました。
ミルフォードトレッキング 3泊(山小屋)4日
1日目 歩行距離 1.2km
トレッキングコースまでは船で移動
トレッキングのガイダンスがあったテアナウをゆっくりと午後から出発。初日は、バスと船の移動でトレッキングは、わずかに1.2km。すぐに1日目の宿、グレイドハウスに到着。山小屋泊といっても日本とは違って、どちらかと言えばユースホステルに近いと感じる。シャワーも乾燥室もあり、3泊とも非常に快適に過ごすことができた。
グレイドハウス
初日は、食後に参加者の自己紹介があり、私達2人は、新婚旅行でしたが皆さんはどちらかと言えばオールドハネムーンの方々が多かったようだ。時には、参加者のほとんどが日本人という時もあるということだが、今回はアメリカ人、イギリス人、オーストラリア人と国際色豊かで、ほんの少しインターナショナルな気持ちを味あうことができたとともに我ながら語学力のなさを感じた。
このツアーでは、食後に翌日のコースのスライドを見せてくれ、ガイドがおもしろおかしく説明してくれる。もちろん英語の説明ですが、旅行会社(アルパインツアー)の日本人のガイドもつきますので、後からフォーロしてくれる。
消灯時間は、22時で完全に電源が止まってしまうため、懐中電燈は必需品。朝は6時の起床で、3日間とも8時間の就寝で非常に健康的にすごせた。
ツアーといっても、まとまって歩く必要もなく出発時間もバラバラで、先頭と最後尾にそれぞれガイドがつくと言う感じで何の制約もなかった。
2日目の朝 グレイドハウス
2日目 歩行距離 16.1km
この日は、クリントン川沿いに歩く平坦なコースで、途中で川に下りたりしながら6時間ほど歩く。6時間といっても日本の登山道と比べると非常に歩きやすくとても整備されているので妻も私もほとんど疲れは感じることはなかった。川の水は、美しくこのツアーでは、川の水を飲むことを奨励しているほどだ。
U字型の渓谷が続く
2日目の宿、ポンポロナ小屋ヘ着くとすぐに着替えて、下着を各自洗濯。乾燥機があるので1時間もすれば完全に乾くので代えの下着も1組あれば十分。
食事は、セルフサービス。ボリュームも味もすばらしかった。食後は、皆さんそれぞれ就寝まで自由にすごす。
食後のひととき
3日目 歩行距離 14.9km
本コース唯一のアップダウン。今日は、マッキノン峠(約1.500m)を越えなければならない。この峠の登り下りだけが登山という感じ。下りは、何個所か足場が悪いところもある。峠は、わずかに1,500mだが高緯度のせいか植生を見ると日本の標高2,500〜3,000mに匹敵する感じだ。
マッキノンパスにて
昼食ですが、その日のコースの中間地点に小屋が設けてあり、そこで山小屋から各自担いできたサンドイッチ程度の食事をする。スープやコーヒーは小屋でガイドが入れてくれる。
マッキノンパス
マッキノンパスから下り
3日目 クインテイン小屋にて 出発1週間前の捻挫でアイシング中
4日目 歩行距離 21.8km
最終日は、サンドフライまで緩やかな下り。途中、コースの整備をしている人をみかけるが、登山道の整備は本当に大変のようだ。ミルフォードトレッキングは、半年間がシーズンで残りはオフ。コース上に雪崩の巣がもあり、毎年橋を架け替えるところもあるという。関心したのは、コースの標識が柔らかいゴム製のものでできており、雪崩にあっても折れない作りになっていた。
屋久島を思わせるような水々しさ
実はサウンドフライ(虫)がいて大変
はじめての海外トレッキングを楽しむ
ガイドとともに
初めての海外トレッキングを妻も非常に楽しんだらしく、2人でオールドハネムーンは、アルプスのトレッキングにでも行きたいと考えている。
トレッキング後にコースを遊覧飛行
ところで、ニュージランドへ行って感じたのですが、ミルフォードはもちろんですが、町の川も護岸工事等は全く行ってなく自然のまま。日本ももう少し考えを変えることができればと思っている。