くびからの神山230m

期 間:平成13年3月20日(火)

末永単独

浅藻発 14:10 ⇒ 神崎灯台 15:20 ⇒ 神山230m 経由 ⇒ 浅藻 17:20

浅藻登山口

対馬やぶこぎ山行の最終目的地であった神崎灯台にこだわり、またどこで道を間違えたかを知りたくて、浅藻から神崎をめざした。やぶこぎ山行のルートの間違いについては、概念図下に詳しく書いているが、道がないところを歩くのだから全く迷わずに歩くことは困難で大事に至る前にいかにルートを修正できるかがカギのようだ。それと今後は、地図とコンパスさえあれば迷わないとは言わないようにしよう。

神崎の椿

神崎菜の花

実際に神崎まで歩くのは、初めてなので最長で3時間もあれば神崎灯台に着くとは考えていたが、ひょっしたら出発が遅くなったので途中で戻る事になる事を覚悟のうえ歩き始める。登山口近くに地元の人がいたので話しを聞くと、前回のルートはやはり明らかに間違いである事がわかった。話によると『最近は、歩く人がおらず道も荒れているのではないか、わかるかなあ』ということであったが、時間がないので急いで出発した。前回、浅藻へ歩く途中で神崎へ続くと思われる尾根を確認していたので、まずそこを歩けば間違いないとは思っていたが、行ってみない事には分からない。30分ほどで目的の尾根を確認し、方位を確認してしばらく歩くと地元のひとが”くび”と呼ぶ最も狭いところに出た。前回は、あまりにもう1本の道に目印が多く、方位を確認せずにそのまま歩いたのがいけなかったようだ。神崎までは、多少荒れてはいるもののきちんとした道がついていた。途中、地元の方から教えて頂いた「出世水」があった。
黄金の泉(出世水)

海上保安庁の案内板
『昭和35年頃まで、神崎には灯台の職員とその家族が生活しており、そのための生活水として水場を作った。その水を灯台まで運ぶ仕事をしていた豆酘の人が、水運びの合間に行った鮮魚運搬の仕事が成功し、また神崎灯台に関わった人々が後に出世したために出世水と呼ばれることとなった。今でも水場の清掃を地元の協力のもと実施しているので、大切に使ってくださいと記されていた。』

神崎灯台

灯台下の海岸までおりてみたが風が強く少し恐い思いをした。この日は、そんなに時化ていないようだったが船着場の波は高かった。

灯台下の海岸(船着場)