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はじめに
近年、最も注目されている言葉は、『エコ』です。【エコ = エコロジー = 自然(生態系)】
これまでの産業界は、発展のみを考え「自然環境を配慮して保護しながら」という考えはありませんでした。産業界だけではなく、登山界においても同様です。
山小屋においては、夏山シーズンの終了後に、谷筋にそのまま糞尿を垂れ流すという行為を行っていました。登山者もゴミを持ち帰るという意識に乏しく、北アルプスなどにも、空き缶などのゴミがあったと聞いています。
しかし、現在は全くそのようなことはありません。産業界においては、環境問題を重視しない企業は、今後生き残ることができないとまで言われています。
山小屋においても、国からの補助金を活用しながら、環境にやさしいトイレの設置に莫大な投資を行っています。登山者の意識もだいぶ変化してきました。近い将来、排泄時のティシュの持ち帰りは、常識になると思っています。
『エコ』は、二酸化炭素排出量削減の数量でその効果が表示されますが、なにもそう難しく感じることはありません。
1800年代にイギリスではじまった産業革命以来、世界は右型上がりの経済成長を遂げてきましたが、地球環境がその流れを受け止めることができなくなってきました。
『エコ』という言葉こそ新しいですが、『エコ』の考え方は、昔からありました。日本的に言えば、『もったいない』かもしれません。
お年寄りの話を聞くと、『エコ』生活のヒントを発見することができるかもしれません。
本題の『エコツーリズム』ですが、自然(生態系)を楽しむツアーを言えば分かりやすいと思います。『エコツアー』つまり、ガイドから『自然の中で』その生態系の説明を受けながら、自然を肌で感じるということです。その事を『エコツーリズム』といいます。
『エコツアー』は、南米のコスタリカ(スペイン語で、”豊かな海岸”)で1970年代に創生された自然体験ツアーです。コスタリカは、政情不安定な南米において、独自の政策を持ち、永世中立国として、軍隊を持たず、国家予算の多くをガイドなどの教育や自然環境保護にあてています。
海外の『エコツアー』は、自然環境の良好なエリアでの実施が多いですが、日本の場合は、その土地の文化と自然の関連を持たせながらのツアーが多く開催されています。
その代表的なものが『田舎体験』『修学旅行の農漁業体験など』です。平成20年4月1日に【エコツーリズム推進法】が施行されました。今後、地方においてもあらゆる取り組みが実施されると思います。ちなみに佐世保市は、全国13地区のエコツーリズムの先進指定地となっています。
登山教室『自然の中で』は、環境に配慮した登山を推進するとともに、各種団体と連携しながら環境問題に取り組んでいきます。